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尾道2008夏

尾道2008夏_d0001745_5251670.jpg

NIKON D700
EOS 5Dの発売当時このカメラ以外に、
高感度域(例えばISO1600)での撮影でノイズが少なく、
鑑賞に耐えうる写真の撮影が可能な機種は他に見られませんでした。
つまり暗い状況の写真でもノイズが少ないのです。
この特性を利用して、私は常に-1の露出補正をしてRAWデータを撮影しました。
そのようにすることで白飛びしやすい高輝度部分を余裕を持って撮影し、
現像段階で露出をプラスに戻してやることで白飛びを防いだのです。

S5proの場合は、そのまま撮影してもほとんど白飛びを起こしません。
さらに欲を出して白飛びを抑えようと-1の露出補正をしてRAWデータで撮影すると、
ノイズが目立ってきれいな写真になりません。
つまり、S5proは何も細工しないでそのまま撮影するのがベストなのです。

NIKON D700については、Moreで語りましょう。





D700を使っていて白飛びしやすいことを前に書いていました。
初期の設定の状態が12ビットで記録されていることが、
ひとつの原因でないかと考えました。

ところが、今日アップした写真を現像していて気が付いたことがあります。
この写真は-1の露出補正をして撮影したのですが、
そのままでは空の多くの部分が白飛びしていました。
そこの部分は、全くデータが無くなっているんだなと、諦めていたのですが
RAW現像時にマイナスに露出補整をしていくと、無かったところのデータが出てまいります。
マイナス2.3まで行ったところ完全に白飛びが無くなりました。

つまり、初期設定で白飛びしているように見える部分にもデータを記録していたのでした。
マイナス2.3の露出補整では写真全体が暗くなってしまいます。
そこでガンマ補正をかけてやりますと写真が整ってまいります。
結局、D700はこれまでのデジカメと比べると、
RAW現像を熟知していないとカメラの性能を十分に発揮出来ないと思いました。
by ayrton_7 | 2008-10-11 05:45 | ZF Distagon 35mm f2 | Comments(6)
Commented by complex_cat at 2008-10-11 20:29
なるほど。
5Dとα900に対するD700の私にとってのアドバンテイジは,実は,フルサイズでのポップアップストロボ内蔵というのもあります。
 これ,要らないという方が多いのですが,フィールド派としては,もの凄く重宝しますし,専用のストロボつけて,ブッシングなど出来ませんので。
Commented by sy-f_ha-ys at 2008-10-11 23:24
東京都心も坂が多いことで知られていますが、坂上も坂下もマンションや今風のガラス張りのビルディングが多く建ち、今や東京が起伏に富んだ街ということは忘れられているようです。
坂上に豪邸が建ち、中程に普通のお宅、そして坂下に商店街がある構図、古き良き日本の町並みだと思いました。
アーケードも風情があっていいですね。
Commented by hibu104i at 2008-10-12 10:42
ちょっと前の函館のアーケード街にも似ているような気がします。
D700は結構難しそうですね。
そう考えると、やっぱり私はD70sがいいのかな・・・^^;
Commented by ayrton_7 at 2008-10-12 13:45
C_Cさん
ニコンはキャノンに追いつき、追い抜いたように見えたのですが
D700のダイナミックレンジの無さを見ると3年前の5Dにも追いつけなかったようです。
デジタル画像以外のカメラの機械としての部分の操作感は優れているのに残念です。
Commented by ayrton_7 at 2008-10-12 13:48
ヨウタロウさん
他の町と比べると尾道は起伏に富んでいるように思います。
海の中も島がたくさんあるように、陸にも山が沢山あります。
Commented by ayrton_7 at 2008-10-12 13:50
hibuさん
D700の良さは、古いレンズも従来の画角のまま使えるところだと思います。
ただ普通に処理しようとすると高輝度の部分が白飛びしやすく使いづらいカメラです。