Ever Green

家路

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NIKON D3X

去年の12月末の神戸市舞子にて。

ニコンのデジタル一眼レフカメラは、夕日や紅葉、赤い薔薇が苦手な印象を受けます。
モニターの設定などがおかしいのではないか?という批判を受けそうですが、正しい設定の元でモニターのキャリブレーションを行ってもおかしな色に見えます。
私はD700とD3Xしか経験していません。
これらの機種を使う人の場合、RAW現像を前提としていることを想定して販売しているのなら問題はないのかもしれませが、それにしてもそのままの設定では異常な色になります。
高級なデジタル一眼レフカメラを使用していても、パソコンやモニターにお金をかけていない人が意外に多いのではないでしょうか?
一般に売られているパソコンのモニターの画面の初期状態は、青色に偏っています。
これらのモニターで、黄色が綺麗に見えるような設定をニコンが行っているのかもしれません。
さらにガンマも高めに設定されているようです。
ちゃんとしたモニターなのに、ニコンの色おかしいではないか?とお思いの方がいらっしゃったら、RAW現像で、ガンマを低めに、赤や黄色の彩度を落としてみられたらいかがでしょう。
赤い薔薇や紅葉など、彩度が非常に高い被写体の場合は、撮影段階で露出や彩度を落とさないと撮影後の調整も難しいようです。
 
下記に、撮ったままのRAWデータをJPEG化したものを貼ってみましょう。



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NIKON D3X

いかがでしょう?ちゃんとキャリブレーションされたモニターでは夕焼けが綺麗に描写されず、黄色く見えるはずです。







ネットを検索しているとD3やD300が発売された当時、黄色や赤色の描写が気になるという発言を見つけました。
そのときの一つの解決策としてニコン側から用意されたのはD2Xモードというものでした。
基本的な色の設定が、これらのカメラを発売する前後で変化したということのようです。
ニコンとしてはマーケットを睨んで流行を捕らえたつもりなのかもしれませんが、余計なことをしたのではないでしょうか。
by ayrton_7 | 2011-02-23 12:05 | NIKKOR 24-70mm F2.8 | Comments(0)