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十一面観音像

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先の観音菩薩像と較べると、顔も丸々としているにも関わらず肩幅はしっかりとあり、一方で腰はくびれており、美しいプロポーションになっています。
この像は、頭から足までが一木で、台座ならびに、肩から指先までが別材となっています。
頭と胴が同じ木で出来ていれば一木造という原則から、この像も一木造ということになります。

玉目を用いないこと、衣の襞が浅く彫られていること、顔の造りから平安時代の製作ではないかと考えられます。

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先の観音菩薩では、側面観が美しかったのですが、この像は、正面からの方が美しく見えます。

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SONY α7R

既に述べましたように、頭上の仏面のうち10面を失っています。
また、観音のすぐ足元にある円玉を半分に切ったような形状の台座には、本来、蓮の花びらを表現した蓮弁が在ったのですが(差し込み装着したであろう孔が残っています)、今は無く、両腕から垂れ下がる天衣も失われています。
by ayrton_7 | 2014-12-01 18:26 | ZF Makro-Planar 50mm