Ever Green

トゥオネラの白鳥(2)

EOS 5D Distagon 35mm f1.4 ISO50 f1.4 1/3200
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先入観が若干入っているかもしれませんが、ヤシカコンタックス時代のツァイスレンズの方が、現行のコシナによるツァイスレンズよりも階調性が良いように感じられます。

ヤシカコンタックスのレンズで、飛び抜けて高性能なレンズがあります。それは、55mmf1.2と85mmf1.2の2本のPLANAR(プラナー)です。これらのレンズのピント面は、カミソリの刃のように薄く、そこに全てのエネルギーが注ぎ込まれるかのような描写をします。したがって、狙ったピントが外れているか否か直ぐにわかってしまうような扱いづらい性質を持っています。

85mmのレンズは、EOS 5Dとそれなりに相性が良いのですが、55mmのレンズを装着するとフレアーが発生してピントを合わせづらいばかりか、酷い画像しか得られず、その性能が疑問視されてていました。

このレンズは、CONTAXのカメラに装着した場合は全く問題がないので、あくまでもEOS 5Dとこのレンズの間で問題が発生していることは容易に想像出来ました。また、f1.2の明るさから生じているのではないことも、85mmのレンズで大きな問題が起きていないことから想像出来ました。

では、何が描写に差を及ぼしたのか?調べるために、レンズをカメラに装着した状態で、前から覗いて見ました。

そこで気付いたのは、EOS 5Dのミラーボックス内、手前の土手の部分が85mmの場合よりも55mmの場合の方が広い範囲で見ることが出来ました。つまり、前から入ってきた光が、そこの土手に反射してフレアを発生させていたのです。そこで、この土手の部分にモルトを貼ってみました。そうすると、今まで発生してたフレアをかなり押さえることができました。

また、EOSのボディにはレンズとボディーとの間で情報を交換するために金色の電極が何本か出ています。これも、後玉から入った光を反射しているものと考えられます。EOSの純正レンズの場合、後玉から電極に光が行かないように、壁がレンズ側についています。純正でないレンズを使用する場合、この反射の処理も考えなければならないでしょう。

もう一点気になるのは、コンタックスのレンズのマウント部が銀色に輝いていることです。これもフレアを発生させている原因と考えられます。これも対策を必要とする部分でしょう。
by ayrton_7 | 2007-02-27 10:49 | Distagon 35mm F1.4