Ever Green

2010年 01月 27日 ( 1 )

レプリカ建築の外部不経済効果

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Fuji FinePix S5pro Talberg Screen NIKKOR 14-24mm f2.8



昨年の12月7日、TBS系で放映されたサスペンスドラマに『笑顔~15年目の嘘~』がありました。
このドラマは全編函館でロケを行っていたのですが、とても滑稽なシーンがありました。
それは、刑事たちが旧函館西警察署の前で右往左往している光景です。

旧函館西警察署は、現在、函館市臨海研究所になっているために、外見は似せていますが、内部は木製の階段を残して全く変わってしまったのです。
外観を再現するにしても、実は、反対方向から眺めると凹凸のない直方体のような建物になっているという、まさに映画のセットのような建築(=レプリカ建築)になってしまいました。
したがってドラマでは内部を使うことができなかったのです。

旧函館西警察署が残っていたときには、『居酒屋兆次』、『三毛猫ホームズの推理』などで内部を警察署として利用していますが、もはや内部は使うことができず『笑顔~15年目の嘘~』のような滑稽なシーンになってしまうのでした。

また、函館市臨海研究所とはどれだけ函館経済にとってプラスの効果をもたらしているのでしょう?
単に、旧函館西警察署を壊すための手段として函館市臨海研究所を建設したのではないでしょうか?

このような建築を作ってしまうことは、歴史的な景観を大切にしようとする函館市にとっては、マイナスな経済効果になってしまうのです。
同様に、歴史的な景観が良好に残っている地域の中央に立地する弥生小学校をレプリカ建築にしてしまうこともマイナスな経済効果があります。
函館の主要産業である観光にマイナスな効果をもたらしていることを、函館市は責任がとれるのでしょうか?
by ayrton_7 | 2010-01-27 11:15 | 弥生小学校の保存問題